2012年4月22日日曜日

精神保健福祉論3−20回


出題基準別 精神保健福祉過去問題 (第23回用に再編集しアップします)

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1 ライフステージ・認知症等の問題に関する問題を集めました


1 老年期では喪失体験が見られる

2 高齢期は、孤独感を感じることが多い。(第21回)

3 成人期ではアルコール依存症が多い

4 初老期では空の巣症候群(エンプティーネスト症候群)がみられる

5 思春期の者にリスト・カット者がみられる

6 幼児期に燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)が発症することがある

7 思春期でのやせ症では,ときに偏食や過食がみられる。

8 思春期やせ症は、男子に多い。(第21回)

9 老年期での幻覚・妄想状態を呈する患者は,男性に多い。

10 老年期でのうつ病に罹病する患者の病前性格は,執着気質が多いといわれる。

11 老年期の人格障害は,様々な喪失体験や環境の変化により際立ってくる。

12 判断や創造にかかわる知能は,40歳以上でも上昇するといわれている。

13 老年期のうつ病は環境の変化や精神的要因が発病の契機となる。
14 老年期のうつ病では、貧困妄想や心気妄想がみられる。
15 老年期のうつ病では判断力の低下がみられる。
16 老年期のうつ病は1週間から2週間で自然に軽快する。

17 老年期の自殺の特徴の一つとして男女関係問題がある

18 老年期の自殺の特徴の一つとしてうつ病がある

19 老年期の自殺の特徴の一つとして病苦がある

20 老年期の自殺の特徴の一つとして配偶者との死別がある

21 老年期の自殺の特徴の一つとして社会的孤立がある

22 青年期に見られる病態には神経性食欲(食思)不振症がある

23 青年期に見られる病態には対人恐怖症がある。

24 青年期に見られる病態には空の巣症候群がある。

25 青年期に見られる病態には有機溶剤依存がある。

26 高齢者にみられる疾患としてうつ病があげられる

27 初老期には、うつ病が好発する。(第21回)

28 終末期の精神状態は、安定していることが多い。(第21回)

29 高齢者にみられる疾患として神経性食思不振症がある

30 高齢者にみられる疾患として認知症がある

31 高齢者にみられる症状として夜間せん妄がある

32 高齢者にみられる症状として情動失禁(感情失禁)

33 老年期のうつ病では自責的な考えを持つことがある。

34 老年期のうつ病では自殺念慮や自殺企図がみられることがある。

35 老年期のうつ病は青年期に比べ病気の周期が短く,再発することが少ない。

36 老年期のうつ病では不安や焦燥感がみられることがある。

37 老年期のうつ病は環境の変化や精神的要因が発病の契機となる。

38 老年期のうつ病では貧困妄想や心気妄想がみられる。

39 老年期のうつ病は1週間から2週間で自然に軽快する。

40 老年期認知症では強迫症状がみられる

41 認知症では記憶障害、見当識障害、被害妄想などがみられる。(第20回)

42 老年期認知症でしばしば、けいれん発作がおこることがある

43 老年期認知症では夜間せん妄がしばしばみられる
44 慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、うつ病、甲状腺機能低下症等は認知障害を呈するが、それぞれ改善の方法が認められている障害である。(第21回)
45 ピック病は病因が不明の病気であり、現在治療法は確立されていない。(第21回)

解答

1:○老年期は必死で働いてきたことを懐かしんだり、社会的孤立感を味わう年代ですね。正解

2:○その通りです。高齢期は喪失の時代とも言われ、疾病、貧困、孤独、生きがいの喪失の四悪の時代とも言われますからね。

3:○お酒を飲むのが、大人世代ですから成人期でアルコール中毒が多いのは理解できると思います。仕事や人間関係、妊娠・・ストレスが多い世代ですからね。

4:○正確に言えば中年から初老期ですが、子育てなどの仕事に一つの区切りがついた専業主婦などが、むなしさや虚脱感に襲われることを「空の巣症候群」といいます。

5:○精神的な重圧から逃れたい、人から注目されたい…心理的な葛藤の末に自分の手首を切ってしまうというリストカットですが中高生の女子の間で広がっています。悲しいですね。

6:×バーンアウト(燃え尽き症候群)の定義は、過重労働による私生活の犠牲、仕事に対する裁量権の欠如、不十分な報酬、共同体の崩壊、公正さの欠如、価値観の対立など人間的な精神の衰退を起こす状態になった時に、疲労、しらけ、無力感を覚え、身体的、精神的な不調をきたし、ストレスとなって、働く気力をなくしてしまう現象を指します。従って幼児期ではなくて働き盛りに多いということですね。皆さん気をつけてくださいな…

7:○「思春期やせ症」は思春期のやせ願望から、無理なダイエットをしたり、食べても吐いたりするなどの異常な食行動のことをいいます。

8:×思春期やせ症とは. 思春期やせ症はここででは小児期(15歳未満). に発症する神経性食欲不振症を指します。日本では女性に多いです。
9:×原因は不明ですが老年期での幻覚・妄想は女性の方が多く男性の2倍だそうです

10:○正解です。執着気質といったら良く言えば人付き合いがよくて温厚ということになりますが、そのほかに几帳面、正直、凝り性、強い責任感や正義感などの性格特性を有します。心当たりのかたはいませんか?

11:○老年期は「別れと喪失の時期」といわれていますが、そこからくる人格障害は他の年代よりも際だつものがあります。

12:○40歳代、50歳代の作家や音楽家、芸術家はたくさんいますからね・・年を取ったから、もう想像力はダメ・・・ということはないですから熟年のみなさん頑張ってください

13:○初老期は環境の変化や病気などでうつ発病の契機となりやすい
14:○お金があっても足りないと思う貧困妄想や、自分が病気ではないかと頻繁に不安に思うような心気妄想を初老期ではいだくことがある
15:○うつ病での抑うつ状態では意欲、判断力、思考力などが低下する
16:×うつの持続期間は治療をしないと1年以上続くこともあります。1〜2週間で自然に軽快するものではありません。

17:×男女関係の問題でお年寄りが自殺・・・というのはあまり聞きませんね〜・・恋のなやみから自殺・・といのは一般的には若者が多いのではないでしょうか?

18:○老年期は喪失体験などからうつになりやすく、それが原因の自殺はの関連性が非常に深いことが指摘されているので正解!.

19:○高齢期は病気をたくさん持つ年代です。それを苦にしての自殺は多いです。

20:○高齢期には喪失体験をする時期・・妻や夫を亡くしてがっくり・・それが引き金になって自殺というのも多いです。

21:○社会的孤立からうつへ・・・そして自殺へ・・ということへつながりやすいですね。

22:○神経性食欲(食思)不振症は神経性無食欲症ともいいます。これは摂食障害の一種ですが一般には拒食症(きょしょくしょう)とも言われています。若年層に好発して、ボディ・イメージの障害(「自分は太っている」と考えること)、 ...をひきおこします。

23:○対人恐怖症は,青年期の始めに一過性にみられる自意識過剰と関連があり, それが誇張されたものといわれています。正解!

24:×初老期が正解。子供が独立して家を出て行った・・・前の問題にもありましたが、子育てなどの仕事に一つの区切りがついた専業主婦などが、むなしさや虚脱感に襲われることを「空の巣症候群」といいます。青年期にはみられないので間違い!

25:○有機溶剤を乱用するのは若者が多いですね。有機溶剤の吸引を「遊び」と考える感覚があるようです。

26:○もちろん若者にもうつ病も多いのですが、それ以上に高齢者のうつ病は多いのです。若者では1002001これが65歳以上の高齢者になると約41となってきます。

27:○初老期にはうつ病が好発しやすくなります。60歳前後になって、定年退職や配偶者の死など喪失体験が増えるに伴って起きやすくなるからです。主な症状は気力の衰えで、今まで楽しめたことが楽しくなくなり、見逃していると自殺に至る恐れもあるので注意が必要です。
28:×終末期は精神症状が安定せず せん妄、 幻覚妄想状態、 不穏;、うつ状態に陥ったりします。

29:×神経性食思不振症とは拒食症のことですね。やせ願望をもっている特に若い女性に多いです。ですから高齢者に多いというのは間違い

30:○解説はいらないと思います。高齢者に多い疾患ですね。

31:○夜間、興奮したり、幻覚を見たりして家の中を歩き回ったりすることを夜間せん妄といいますが.認知症の高齢者に多いですね。

32:○高齢者に多い血管性認知症では、記憶障害や新しいことを覚える力が目立って低下してきます。計算力、理解力、判断力も低下し、また、感情は変わりやすく、泣いたり、怒ったりする情動失禁もみられます。

33:○その通りです。うつ病が進行すると、自責感(すべてのものごとを「自分の責任ととらえること」が増してきます。そのほかに、思考の停止が起こり、被害妄想などに悩まされ、ついには死にたいと考えるようになります

34:○そのとおりです。うつと自殺の関係については、もう頭の中に入っていますね。

35:×間違いです。老年期のうつ病は青年期に比べ病気の周期は長く,再発することも多いのです。

36:○老年期は社会的孤立や喪失感がありますから不安や焦燥感で一杯です。ですから正解ですね。


鼠径部リンパ節を検索するための方法

37:○高齢者のうつ病は、住み慣れた家を離れたり、家族と別れたりするなどの環境の変化で不安となり、これが引き金となってうつ病が発症することがあります。
38:○正解です。貧困妄想は「お金がなくてどうしよう〜」などと間違った金銭面での心配を持ち続けること。心気妄想は「自分は病気に違いない」とあれこれ間違った観念を持ち続けること。老年期のうつの特徴です。

39:×老年期のうつ病は数ヶ月、数年に及ぶので間違い

40:×脅迫障害の発症年代は15歳〜40歳くらいです。ですから間違い。 ちなみに脅迫症状とは手を綺麗に洗わないと気が済まない・・・鍵をかけたかどうか心配になってどうしようもない・・とか通常ではばかばかしく見える行為を真剣になって行ってしまう病的病態のことをいいます。

41:○はい・・そのとおり。記憶障害、見当識障害、被害妄想この3つはセットで覚えましょうね。

42:×認知症とけいれん発作とは関連ありません。けいれん発作は主に脳の器質的ないし機能的異常によって生じます。

43:○せん妄とは、意識障害の一種であり意識の混濁に加えて錯覚、幻覚、妄想や興奮を伴う状態…夜間せん妄とはそれが夜におこることですね。認知症ではしばしばこの夜間せん妄が見受けられます。正解!
44:○慢性硬膜下血腫については外科的に取り除く方法が確立されいます。正常圧水頭症は余分な髄液を身体の別の部分から吸収するためのシャント手術が行われることにより、改善されます。うつ病は薬物による療法や認知療法などいろいろな治療法が確立されています。甲状腺機能低下症は分泌できなくなった甲状腺ホルモンの充填により予後がいいと言われています。

45:○ピック病はアルツハイマー病等多の疾患についてもがかなりその病因が解明されつつあるのに対し、ピック病は病因解明の糸口となるような特徴的病理像がありません。治療法はいまのところ発見されていませんし、そのため、介護が中心となっているのが現状です。

2 検査・心理診断等に関する問題を集めました


問題

1 脳波検査−−−−−−−−−けいれん発作

2 ロールシャッハ・テスト−−−記銘力検査

3 CT−−−−−−−−−−−脳萎縮

4 催眠療法−−−−−−−−−自律訓練

5 精神分析療法−−−−−−−心的外傷

6 脳のMRI検査では,多発性の脳梗塞を認めることが多い。

7 認知症が疑われた場合に行う検査のなかにロールシャッハ・テストがある

8 認知症が疑われた場合に行う検査のなかにMRI(核磁気共鳴画像)がある

9 認知症が疑われた場合に行う検査のなかに改訂長谷川式簡易知能評価スケールがある

10 認知症が疑われた場合に行う検査のなかにSCT(文章完成テスト)がある

11 アルツハイマー型痴呆では脳の画像診断で梗塞巣が見出される。


解答

1:○頭部に電極を付け、その電流を増幅器にかけ、波形として記録するのが脳波検査です。けいれん発作、てんかん、脳腫瘍、脳挫傷などの時検査が行われます。

2:×ロールシャッハ・テストは左右対称のインクのシミから被験者が想像したものから人格を分析するものです。ですから記銘力(新しく体験したこと記憶する能力)を検査するものではありません。

3:○CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です。 体内の様々な病巣を発見することができます。脳、心臓、気管支・肺などの断面も撮影できます。

4:○自律訓練法は自己催眠法の一種です。

5:○精神分析療法とは、患者の心に浮かんだ一連の連想から患者の心の奥底を分析していくことによって、精神疾患の真の原因を探る精神療法です。PTSD(外傷後ストレス障害)でも活用される療法です。

6:○脳のMRI検査はX線撮影やCTのようにX線を使うことなく、その代わりに強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描写する検査ですが多発性の脳梗塞の検査にも多く用いられます

7:×ロールシャッハ・テストは左右対称のインクのシミから被験者が想像したものから人格を分析するものです。ですから記銘力(新しく体験したこと記憶する能力)を検査するものではありません。

8:○脳のMRI検査はX線撮影やCTのようにX線を使うことなく、その代わりに強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描写する検査ですが認知症・多発性の脳梗塞の検査にも多く用いられます

9:○認知症を知能から評価するテストとして長谷川和夫氏が考案したのが「長谷川式簡易知能評価スケール」です。

10:×SCT文章完成テスト は対人関係、家族関係、異性関係、対社会的態度、過去・現在・未来における自己概念などの領域における情動や葛藤について評価するための検査です。ですから認知症を判定するためのテストではありません。

11:×アルツハイマー型認知症は脳が萎縮・・脳血管性認知症は画像診断で多数の梗塞巣が確認されるので間違いですね。

 

3 統合失調症にかんする問題を集めました

 

問題

1 統合失調症では,現実社会との接触を避け,閉じこもった生活をしようとする。

2 統合失調症では妄想・幻覚(幻視・幻聴)が出現することがある。

4 統合失調症は今日では,原因が解明され,完治できる病気となった。

5 統合失調症では独り言を言ったり,独り笑いをする。

6 統合失調症では自分に関する悪口や批判する声が聞こえてくる。

7 統合失調症は高齢期よりも青年期に発病しやすい。

8 統合失調症で終日何もしたがらない人に対して作業や対人交流をするように働きかけた。

9 統合失調症と操うつ病(気分障害・感情障害)とを合わせて二大精神病と呼ぶ。

10 統合失調症では自分のことを悪くいう声が聞こえる。

11 統合失調症では人との接触を避けるような生活態度となる。

12 統合失調症では知能が低下する。

13 統合失調症では感情の表出が少なくなる。

14 統合失調症では周囲の人の言動に対して根拠のない意味付けをする。

15 二大内因性精神病は,統合失調症と躁うつ病である

16 統合失調症の症状は、幻覚、妄想を主とした陽性症状と、感情の平板化、意欲の欠如などを主とした陰性症状とに大きく分けられる。
17 統合失調症で症状消失後は、抗精神病薬の継続服用の必要はない。(第20回)

18 統合失調症では患者と家族が、病気について十分な説明を受ける必要がある。(第20回)
19 統合失調症では家族の感情表出の仕方や接し方が病状に影響する。(第20回)

解答

1:○閉じこもり」は、統合失調症をはじめ、うつ、神経症、摂食障害 などでもみうけられます。

2:○統合失調症の初期症状でよくみられるものに妄想幻覚(幻視・幻聴)があります。正解

4:×残念ながら原因が解明された病気ではありません。

5:○そのような症状がでてくることがあります。

6:○これはいわゆる妄想というものですね。妄想にもいろいろな種類がありますが悪口や批判が聞こえるのは被害妄想というものです。

7:○発症年齢のピークは1525歳ですから正解!

8:○統合失調症の人は仕事や学校等の社会生活ができなくなっていることも多い。このような働きかけをすることで社会参加の練習となる。
9:○これは良く覚えておきましょう。2大精神病は統合失調症とそううつ病・・

10:○いわゆる妄想というものですね。

11:○そのとおりです。ですから社会参加できる訓練等が必要になります。

12:×統合失調症になっても知能は劣ることはありません。間違う人が多いですから気をつけましょう。

13:○感情の表出ますます乏しくなる、不機嫌で人を寄せ付けない、おびえる等いろんな症状がでてきます。

14:○言葉のやりとりが出来ない状態ですね。こちらかの質問に対して違う答えが返ってくる・・そんなイメージです。

15:○これはすでに何度かでている問題ですからそのまま覚えてください。

16:○統合失調症の症状をよくあらわした問題です。このまま覚えた方がいいと思います。
17:×症状が消失しても抗精神病薬を服用しないと7080%が診断時から1年以内に統合失調症の症状を再発します。継続的に薬を服用すると、再発率は2030%程度に下がり、症状は大幅に少なくなりますから継続服用しなければなりません。
18:○この病気は
家族の理解と協力が大切な病気です。このような理解やサポートによって回復や予後にいい影響を与えます。正解!
19:○上の問題とも関連していますが、家族の理解やサポートがあればいい影響を与えることができるし、家族の理解が良くなければ悪い影響がでてしまう・・・ということですね

4 うつ病等(躁鬱)の問題を集めてみました

 

問題

1 うつ病になっても口数は変りない。

2 うつ病では午前より午後の方がうつ気分が強い。

3 うつ病では仕事や家事をするのはおっくうではない。

4 うつ病では周囲に対する関心や興味が増す。

5 うつ病での自殺が多い

6 うつ病では、人に会うのをひどく嫌う。

7 うつ病では、頭が思うように働かず,考えがまとまらまい。

8 うつ病では、過去のとるに足らない自分の行動を取り上げ,過ちを犯したと悔やむ。

9 うつ病では、食欲不振,倦怠感,性欲低下など身体的訴えが多い。


何が吐き気、 diarreah 、めまいを引き起こす

10 うつ病では、気分を晴らそうと活発に動く。

12 うつ状態の人をむやみに励ましてはいけない

13 躁うつ病の患者は,躁状態では気分は爽快で疲れを感じない。

14 うつ病の患者は,仕事や対人関係が重い負担となるので心身の休養が必要である。
15 うつ病は児童期に多い。

16 うつ病は一般に進行性で慢性化する。

17 うつ病の感情の表れ方は,常に豊かである。

18 うつ病では一般に決断力は,低下しない。

19 うつ病は悲しい出来事や困難な状況が誘因となることが知られている。

20 躁うつ病(気分障害・感情障害)では,一定期間を経過すると健康を回復することが多い。

21 初老期・老年期うつ病は自殺の危険が大きい。

22 初老期・老年期うつ病では幻聴がしばしばみられる。

23 初老期・老年期うつ病不安,焦燥感が強い。

24 初老期・老年期うつ病では罪業妄想が生じやすい。

26 うつ病では睡眠障害がおこりやすい

27 老年期のうつ病では青年期に比べ病気の周期が短く,再発することが少ない。

28 老年期のうつ病では身体の不調を訴えることがある。

29 うつ病の患者の気分が落ち込んでいる場合,励まし元気づけることが重要である。

30 認知療法は,うつ病の治療に用いられることがある。

31 老年期のうつ病は環境の変化や精神的要因が発病の契機となる。

32 老年期のうつ病では貧困妄想や心気妄想がみられる。

33 老年期のうつ病は判断力が低下する。

34 老年期のうつ病は1週間から2週間で自然に軽快する。

35 抑うつ気分は,夕方よりも朝の方が強い。

36 うつの症状として,誇大妄想が見られる。

37 顔面の表情がなくなる場合を仮面うつ病という。

38 うつ病患者の次の訴えのうち、自殺に至る危険信号としては、「食事がおいしくない」というのがある

39 うつ病患者の次の訴えのうち、自殺に至る危険信号としては「家族に迷惑をかけている」という思いがある

 

解答

1:×うつ病になると気分が落ち込むので口数が少なくなる。

2:×うつ病では気分が落ち込む(抑うつ)のは夕方よりも朝方のほうが強い。従って間違いである。

3:×うつ病では仕事や対人関係がおっくうになりやすい。

4:×周囲に対する関心は薄くなるので間違い。

5:○うつ病と自殺の関連は非常に強い。

6:○その通りです。

7:○うつ病になると、考えがまとまらない、決められない、人とあいたくない・・・覚えておきましょう。

8:○うつ病になると自責の念をいだく・・・過去問によくでてきますね。ですから正解!

9:○食欲がなく、落ち込む・・これらはうつ病の特徴点です。

10:×気分を晴らそうと元気になるのは「うつ病」ではなく「そう病」ですね。

12:○励まさない・・これはうつ病の人に接するときの常識です。

13:○その通りです。何をやっても疲れを感じないくらいの元気さです。

14:○うつ病の人には休養こそがよい薬なんです。ですから正解です。

15:×子供には少ない。悩める青年期・老年期に多いです。

16:×急性・一過性のうつ病もある。

17:×感情の表れ方は,常に豊かであることはなく、落ち込み状態が続く

18:×うつ病では決断力が低下する。

19:○そのとおりですね。悲しい出来事、辛い出来事が原因となることが多いです。

20:○躁うつ病はなおる病気ですからね

21:○うつ病と自殺の関係は大きい・・・もう常識ですね。

22:×しばしば見られる・・というのが間違い。ただし、重いうつ病の場合には誤った思いこみ(妄想)や、実際にないものを見聞きする症状(幻覚)がみられます。

23:○うつ病の特徴ですね・・不安・焦燥感というのは

24:○罪業妄想とは自分は道徳に反した罪深い存在とする妄想のことですが、初老期・老年期うつ病ではこの妄想が生じやすいです。

26:○うつ病の人には睡眠障害の人が多いです。正解

27:×周期が長く再発することも多いです。

28:○気分がすぐれない、気持ちが沈んでる・・それが体調にも影響します。

29:×毎回でている問題です。うつ病の人には励ましは厳禁です。

30:○認知療法とは、自分の「心のくせ」や思考のパターンを知ることから始まり、気分の改善を図ったり、社会への適応性を高めたりする手段を探っていく方法ですがうつ病の治療に応用されることがあります。

31:○今まで自宅にいたかたが、急に老人施設に・・・こんなのも環境の大きな変化です。これもうつ病の引き金になります。

32:○そうなんです。貧困妄想(お金がなくて・・貧乏で・・心配)、心気妄想(もしかしたら重大な病気かもしれない・・あ〜心配だ〜)という妄想に陥りやすいです。

33:○うつ病ではいろんな機能が低下しますが判断力の低下もその一つですね。

34:×うつ病が治るには数週間程度では無理でしょうね。

35:○この問題も何度がでてきます。朝になると気持ちが落ち込んで・・仕事にもいきたくない気持ちになるんです。

36:×貧困妄想、心気妄想とかネガティブな妄想が多いですが、誇大妄想はうつ病ようりは躁病のかたに多いです

37:×間違いです。簡単にいえば「うつ病にみえないうつ病」のこと・・うつ病が目立たない代わりに、頭痛、肩凝りといった身体症状などが目立つんです。

38:×食事が美味しくない・・・が落ち込んでるサインにはなりません。食欲がない・・・場合には注意が必要ですが・・

39:○家族に迷惑をかけているというのは、他の設問にくらべ、悲観的な内容を含んでいるので、自殺の危険信号としてはおおきい


5 神経症に関する問題を集めました

 

問題

1 神経症では自分が病気であることを理解していない。

2 神経症の発病には,心因が関与している。

3 神経症では自ら苦しみを訴える。

4 神経症は本人の性格と関連がある。

5 神経症の症状は,不安,心気,強迫が多い。

6 強迫神経症では,無意味と分かっているのに,ある考えが頭に浮かび悩む。

7 不安神経症では一般的に妄想は伴わない

8 神経症では,心因が関与する。

9 日常生活の障害は,精神病の方が軽く,神経症の方が重い。

10「寝る前に戸締まりをしなかったのではないかと,何度も見て廻らないと気がすまない」のは強迫神経症の症状である

11 神経症と痴呆は関係がある

12 不安神経症(不安障害)のうち,特定の原因が見当たらなくて,「パニック」とよばれる不安発作を繰り返し起こすものを,パニック障害(恐慌性障害)という。

13 パニック発作では、現実の危険が存在しない中で、強い恐怖又は不快感を伴う特徴的な症状を示す。(第21回)
14 パニック障害では、本人はあらかじめパニック発作の発生を予測できる。(第21回)
15 パニック障害は、薬物療法、認知行動療法、その併用などによって改善が期待できる。(第21回)
16 特定の恐怖症や社会恐怖においても、パニック発作と類似した行動がよく見られる。(第21回)
17 パニック発作は、不安障害だけでなく、他の精神疾患や身体疾患と関連して起こり得る。(第21回)

18 心気症(神経症の一つ)の人の多くは,検査結果が正常であることを伝えると安心する。

19 離人症(神経症の一つ)では,「実感がわかない」とか「まわりがピンとこない」などと訴えることが多い。

20 神経症では幻聴が見られることがある

 

解答

1:×自分が病気であることを理解している人は多い。

2:○心因性とは心の状態、たとえば不安や願望などによって引き起こされる病気のことをいいます。神経症もその一つですね。その他内因性、外因性という言葉も整理しましょう。

3:○神経症(しんけいしょう)とは、精神医学用語で、主に統合失調症や躁うつ病などよりも軽症で、病因が器質的なものによらない精神疾患のことをさします。軽度のパニック障害や強迫性障害などがこれにあたりますが、問題文にもあるように自ら苦しみを訴えます。

4:○人格=性格が大きく影響します。正解!

5:○神経症の症状として不安、心気、脅迫という言葉はおさえておきましょう。

6:○綺麗なのにきたないと感じで何度も掃除する、手を洗う・・・このようなイメージでしょうか

7:○その通りです。

8:○神経症=心因性ですからね

9:×精神病の方がずっと重い・・神経症は統合失調症や躁うつ病などよりも軽症です。

10:○そうですね・・そんなに心配しなくても良いのに、異常なほどこだわってしまうんです。

11:×まったく別々の疾患である。神経症は不安や願望などによって引き起こされる病気ですし、認知症は脳血管などが梗塞をおこして発症します。

12:○良い問題です。そのまま覚えましょう

13:○パニック障害とは、現実の危険が存在しないのにもかかわらず強い恐怖又は不快感をあらわす障害が特徴です。
14:×パニック障害とは、前触れもなくめまい、動悸、呼吸困難といった症状(パニック発作)が繰り返し起き、発作に対する不安と、それに伴う回避行動がみられる病気のことです。ですから間違い

15:○


墓の病気とどのようにそれと一緒に暮らす

16:○

17:○
18:×検査結果が正常でも心配するのが心気症の特徴である

19:○問題文が理解できないかもしれません。簡単にいうと回りに沢山の人がいても、離人感が強く、孤独を感じる症状です

20:×神経症は、以前ノイローゼと言われ、しばしば精神病と混同される誤解があるようですが、神経症は主に心理的原因によって生じる心身の機能障害の総称であり、精神病とは異なります。つまり、神経症は器質的な病気によるものではなく、健康な人が普段から体験するような心や身体に対する感覚や感情が、行き過ぎた状態とも言えます。強い不安や恐怖と共に、動悸、頻脈、胸痛、吐き気、発汗、めまい、呼吸難感など種々の自律神経症状、震え、筋肉の緊張、頭のふらつきなど多彩な身体症状を伴いますが幻聴を引き起こすことはありません。

 

参考

神経症の一般的な分類

A ヒステリー

B 神経衰弱

C 不安神経症

D 脅迫神経症

E 心気症

F 離人神経症

 

 

A ヒステリー

 不快な感情体験を経験したときに引き続いて起こることが多い。小児から若年性人にかけて多いが、中年以降にも見られます。昔から子宮の病気と言われ、女性特有の病気に見られてきましたが、男性にも時として見られます。未熟な性格、依存性の高いヒステリー性格の人がなりやすい病気です。また、脳の器質的障害やてんかんの時にもヒステリー様症状を示すことがあるので、鑑別が必要です。症状は多種多彩です。精神分析的には、無意識的な自我の防衛機制として、抑圧のみで無く転換、解離と言う病的な形で防衛機能が働いていると理解されております。また、それとは違う次元で原始反応と言う心理規制が働く場合もあります。強い恐怖に直面したとき、叫ぼうと思っても声が出なかったり(失声)、逃げようにも足が立たず(失立・失歩)と言う場合もあります。

 

B 神経衰弱

 慢性的な精神的緊張が続き、神経が疲弊したときに起こります。作業能力の低下、精神的疲労などの亢進、注意散乱、思考散漫、物忘れ、いらつき、決断力低下、集中力低下、全身の疲労感、脱力、不眠、頭重感、頭痛、幻暈、耳鳴り、しびれ、発汗、振戦、消化不良、性欲減退などの自覚症状があります。一見すると、気力の問題に捉えられることがありますが、鬱の項目でも書いた通りに、病的な苦しみです。通常の苦痛とは違うものですので、周りでも支えてあげていってください。

 

C 不安神経症

 不安とは漠然とした対象の無い恐怖感で、不安が前景に出る神経症を言います。不安は、不安発作の形、あるいは持続的不安の形を取り、強い不安発作では恐慌状態となります。不安が身体の症状として出る場合、心悸亢進、胸内苦闘、呼吸困難感、咽頭の詰まる感じ、口渇、手足のしびれ、冷汗、のぼせ、ふらつき、めまい感、振戦、頻尿、息切れ、声のかすれなど色々な自律神経症状が主体となります。精神的には落ち着いていられず、じっと考えをまとめる事が出来ず、いらいらし、死の恐怖や苦悶が起こります。身体症状の自覚が強く、精神的不安に気づかず、胸部圧迫感、振戦、心悸亢進のような身体症状だけに注意が集中して、それが発展して、心臓麻痺、狭心症、脳溢血のような一定した不安が凝結し、� ��臓神経症、狭心不安症などの形をとることもあります。また、不安発作でないときでも、絶えず何とはなしに落ち着かず、不安が起こることを恐れ予期不安が強く、一人ではいられないほど日常生活に支障をきたす場合もあります。

 

D 強迫神経症

 強迫観念(意思に反して強迫的に意識に出現する観念で、自分では考えまいとしても、繰り返しその考えが浮かんできて、打ち消すことが出来ずに、打ち消そうと努力すればするほど余計に不安、苦痛を覚える)を主として、強迫行為をしばしば伴うものを言います。

 強迫行為の内容が自分でも馬鹿らしいこととはわかっていても、打ち消せないと言うものです。強迫観念の中で最も見られる状態が、疑惑症」で、自分の行為に対して、見落とし、誤りが無かったかどうか確信が持てずに繰り返し確認するようになります。

 たとえば外出の際に、戸締りを全部してきたかどうか気になると、何度でも家に戻ってきて確認するとか、床についてからガスの元栓を確実に締めたかどうか気になり出して何回も確認に行くなどがあります。

 その他、物事の原因、理由などを詮索しないではいられない「詮索症」(たとえば、地下鉄の電車はどうやって地下に入れたか、この漢字はどうしてこう書くのか等)目に触れるものは何でも計算しないときがすまない計算症などがあります。

 恐怖・苦悩を生ずる観念が強迫的になるときには恐怖症となり、高所恐怖症、先端恐怖症、赤面恐怖症、不潔恐怖症、広場恐怖症、閉所恐怖症、乗り物恐怖症などと、数え切れない恐怖症があります。

 強迫行為は強迫観念に伴う不安を取り除くために自分では馬鹿らしい、何にもならないと解っていながらも行わずに入られない状態を言います。不潔恐怖症の人が、一日中何回でも手を洗わずにいられないなどです。不潔ではない、ちょっと洗っても何にもならないと解りながらも洗わないときがすまないわけです。

 強迫観念と強迫行為とによって日常生活が制限され妨げられるようになります。

 一般的にもこのような観念、行為は時々見られますが、その状態が病的になった段階を言います。子供の頃からこのような強迫的傾向をもっている場合もしばしばありまで、また強迫症状は精神分裂病やうつ病の一部症状として認められることもあります。

 

E 心気症

 自分の健康について必要い上にとらわれから、生理的現症や細微な異常に気がついて、自分は病気ではないかと思い煩う状態を言います。

 全身疲労感、不眠、頭痛、健忘など症状は多種多様です。しかし自覚症状はほとんどすべてと言って良いくらい、主観的、気分的なもので、不眠の訴えがあっても不眠による障害は認められません。

 そのため患者は正常と診断されると不満で、次々と医師を変えて診察を求めることが多く、医学書を読み漁り、売薬、通信販売などあれこれを試みる傾向が強く見られます。

 心気症状も心気症意外にも、精神分裂病、うつ病の一部として認められることもあります。

 

F 離人神経症

 離人症状と言うのは自我感情の消失を言いますが、自分自身が存在しないような感じがする(存在感の消失、自己消失感)とか、以前の自分で無いような気がする(同一感の消失、自己変化感)、自分の肉体ではないような気がする、自分の手足ではないようだと言う感じ、自分が行動していると言う実感がしない(能動意識の消失)などと言う事を指します。

 生き生きとした実感が湧かず、現実感に乏しくなります。きれいな花を見ても実感が湧かずに、ただ眺めていると言う感じでいたり、自分が見ているものだという実感が感じられない状態です。

 離人症を唯一の症状とする神経症を離人神経症と言いますが、離人症は精神分裂病、うつ病、他の神経症の部分症状としても現れます。


6 アルコール精神病・薬物中毒に関する問題を集めました

 

問題

1 最近,女性のアルコール依存症者が増加してきている。

2 長期間の大量の飲酒の結果,痴呆となることがある。

3 飲酒を中止した際には,幻覚が生じることがある。

4 アルコールは身体依存を生じない。

5 毎日23合の晩酌をしている人をアルコール依存症者とは呼ばない。

6 アルコール依存症で認知症を誘発することがある

7 アルコール依存者のせん妄は,飲酒を急にやめた際に起こりやすい。

8 アルコール精神病では振戦せん妄を引き起こすことがある

9 有機溶剤は,吸入すると陶酔感を生じる。

10 覚醒剤を注射すると間もなく気分が沈む。

11 覚醒剤の長期使用により被害妄想が生じる。

12 モルヒネ型依存では,中止により激しい離脱症状(禁断症状)がみられる。

 

解答

1:○お酒は男性が・・というのは過去のもの。お酒の世界も女性が進出してきてるんですね。

2:○少量のお酒は認知症に有効ですが、多量だとアルツハイマー病を含めた認知症になりやすいといわれています

3:○そうなんです。頭のどこかにインプットしておいてください。

4:×アルコール依存症という病気があるとおり身体依存をおこすことがあるので注意

5:○その程度のアルコール摂取では依存症にはなりません。依存症の人はお酒の量が半端ではありません。

6:○少量のお酒は認知症に有効ですが、多量だとアルツハイマー病を含めた認知症になりやすいといわれています

7:○これも正解。依存者が急にお酒をやめるとせん妄をおこしやすいです。

8:○そのまま覚えましょう。

9:○試したことはないですが、気持ちよ〜くなるそうです。絶対まねしてはダメですよ

10:×覚醒剤使用で気分が高揚する・・そうです

11:○被害妄想から悲惨な事件をおこしたりする・・怖いです。

12:○アルコール依存者が急にお酒をやめるときもそうですが、モルヒネ依存も中止で禁断症状がでてきます。

7 せん妄の介護に関する問題を集めてみました。

問題
1 せん妄で幻覚があるときは、それを真っ向から否定するようなことはしない。(第20回)
2 せん妄状態にあるときには、部屋を真っ暗にする。(第20回)
3 せん妄の状態の時は、穏やかで静かな調子で声をかける。(第20回)
4 せん妄を予防するためには昼寝を勧める。(第20回)

解答
1:○せん妄とは意識障害の一種で、軽い意識混濁、錯覚、幻覚、妄想や興奮を伴う状態を言います。幻覚があっても言葉やむやみに否定したり、叱ったりしてはいけません。正解
2:×暗くしてはますますパニックに陥ります。部屋を明るくする」「温かい飲み物を与える」「背中や手を触って落ち着かせる」などして対処することが必要です。
3:○まったくそのとおりです。常識!
4:×せん妄は夜中におきやすいです。ですから昼寝などたくさんとると夜中の活動が活発になってしまうのでせん妄の予防対策として昼寝を勧めることは間違い

解説


せん妄とは

せん妄とは、意識障害の一種で、軽い意識混濁、錯覚、幻覚、妄想や興奮を伴う状態を言います

8 てんかんに関する問題を集めました

 

問題

1 てんかんでは全身けいれん発作を起こすことがある。

2 てんかん発作は,過労や睡眠不足で誘発されることがある。

3 てんかんの強直けいれんが起こった場合,そのままにして静かに観察するのがよい。

4 てんかんの単純部分発作では,意識を消失することが多い。

5 成人期以後のてんかん発症の場合は,脳の器質的疾患によるものが多い。

6 てんかん発作のけいれん発作中に手足を押さえると,発作は速やかに治まる。

7 てんかん発作が弱まり,呼吸が回復してきたら,側臥位をとらせて,嘔吐物による窒息を予防する。

8 てんかんがおこるのは脳神経細胞の過剰放電による

9 てんかんは発作が起こらなくても、服薬を継続する必要がある。

 

解答

1:○そのとおりです。けいれんが起きたときは早急に舌をまないようにスプーンなどをくわえさせる。また気道を確保して痙攣がおさまるのをまA:○てんかんは服薬によってコントロールできる病気です。誘因なくおこることもあるのできちんと継続して服薬することは重要です。

つ。

2:○そうなんです。ですから「てんかん」を直すための生活面の注意として「過労を避ける」「睡眠不足を避ける」といった日ごろからの健康への配慮が必要です。

3:てんかんは服薬によってコントロールできる病気です。誘因なくおこることもあるのできちんと継続して服薬することは重要です。

4:×単純部分発作では,意識を消失することはない

5:○その通りです。

6:×手足を押さえたからといって発作はおさまるものではありません。

7:○側臥位・・つまり体を横にして気管に嘔物がつまらないようにします。

8:○てんかん=脳神経細胞の過剰放電・・記憶しておきましょう

9:○てんかんは服薬によってコントロールできる病気です。誘因なくおこることもあるのできちんと継続して服薬することは重要です。

9 精神病への入院形態の問題を集めました

 

問題

1 精神病院への任意入院が可能な場合でも、医療保護入院が優先される。

2 神病院への応急入院では、医療及び保護の依頼があった者について、一定の条件に該当する場合は、本人の同意がなくても96時間を限り、その者を入院させることができる。

3 精神病院への措置入院とは、保護者がいない場合に市町村長の措置で入院させる制度である。

4 自傷他害のおそれがあると都道府県知事が判断した精神障害者は、医療保護入院となる。(第21回)
5 精神病院への医療保護入院では、精神病院の管理者は患者に退院請求等の権利があることを書面で知らせなければならない。

6 精神病院入院患者には,都道府県知事に対し処遇改善請求や退院請求を行う権利が認められている。

7 任意入院をした患者から退院の申し出があれば,すみやかに退院させるのが原則である。
8 任意入院は、患者本人の同意に基づく入院形態である(第20回)
9 任意入院とは、精神障害者本人の同意に基づく入院である。(第21回)
10 入院患者の処遇において、病状によって信書の発受が制限される。(第20回)
11 医療保護入院を行うときには、退院請求等の権利について患者に書面で知らせなければならない。(第20回)
12 現在入院中の精神障害者で、受入条件が整えば退院可能な者は約7万6千人といわれている。(第20回)
13 精神障害者又はその疑いがある者についての診察の申請は、警察官又は検察官でなければ行うことができない。(第21回)

解答

1:×いいえ、任意入院(本人の意思による入院)が最優先されます。医療保護入院は、任意入院ができなくて、保護者の同意があれば、本人が同意しなくても入院できる制度です。はっきり区別して覚えましょう。けっこう過去問にはでますね

2:×応急入院もよくでます。これはやむを得ない状況下で、入院させなければならない時に都道府県が指定する病院にかぎりますが、そこで72時間に限って認められる入院です。ですから96時間ではありませんので間違い。

3:×措置入院とは、自傷他害のある精神障害者に、2名以上の精神保健指定医が一致したときに知事等の権限で入院させることができる入院形態です。

4:×自傷他害のおそれがあると都道府県知事が判断した精神障害者は、医療保護入院ではなく措置入院となります。医療保護入院とは、自傷他害のおそれはないが、患者本人の入院の同意が得られない場合、指定医の診察の結果、本人の判断能力がなく医療及び保護のための入院が必要と認められる患者について、保護者の同意により行われる入院形態です。

5:○このまま覚えておきましょう

6:○これは患者の権利です。処遇改善請求や退院請求権は覚えておきましょう。

7:○退院できないケースもありますが、請求があれば「原則退院できる」ということは覚えておきましょう。
8:○その通りです。任意入院患者は病院の管理者との契約による入院です。この方法によって入院された場合、ご本人が退院の請求をされれば、基本的にいつでも退院が可能です。但し、指定医が医療、保護の必要があると判断した場合には、72時間に限って退院制限がなされる場合もあります。
9:○過去問によくでてきます。そのまま覚えましょう。

10:×原則、症状に関係なく信書の発受の制限ができません。ただし刃物や薬物が同封されていたらもちろん駄目ですけどね)
11:○こんなに詳しい内容まで試験にでるとは・・退院請求できるということを本人に書面で知らせますが、
退院請求された場合には、各都道府県に設置されている「精神医療審査会」の委員が本人や担当医に面会して審査することになります。
12:○条件が整えば退院可能な者」は,全国で7.6万人(65歳未満5.4万人、65歳以上 2.2万人)となっている。その他知っておくべきこととして知的障害者の内施設入所約11万人 精神障害者の内病院入院約33万人だけは記憶しておいてください。
13:×難しい問題ですね。精神障害者又はその疑いのある者を知った者は、誰でも、その者について指定医の診察及び必要な保護を都道府県知事に申請することが出来る…とあるので間違い!

(資料)

精神病の入院形態

1任意入院

本人の同意による入院です。

 

2医療保護入院

医療及び保護のために入院する必要があり、本人の同意が得られない場合に、保護者の同意により入院するものです。

 

3措置入院

医療及び保護のために入院させなければ、自傷他害のおそれがある場合に、知事の権限により強制的に入院させるものです。

 

4応急入院

医療及び保護のために直ちに入院する必要があり、本人の同意が得られず、身元が不明で保護者の同意が得られない場合に、72時間に限り入院するもの

 

10 精神保健福祉法に関する問題を集めました

 

問題

1 平成17年の改正で第一条では「この法律は、精神障害者の医療及び保護を行い、障害者自立支援法と相まってその社会復帰の促進及びその自立と社会経済活動への参加の促進のために必要な援助を行い…」と改正された。

2 この法律で「精神障害者」とは、「統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者」をいう

3 知的障害を有する者は、「精神障害」の定義に含まれない。(第21回)
4 精神障害者は都道府県知事に精神障害者保健福祉手帳の交付を申請することができる。

5 精神病院入院患者には,都道府県知事に対し処遇改善請求や退院請求を行う権利が認められている。

6 精神障害者地域生活支援センターでは 相談及び福祉サーヒス等の利用の援助をおこなう

7 精神障害者生活訓練施設では入所による社会復帰訓練をおこなう

8 精神障害者地域生活援助事業とはいわゆる「グループホーム」のことである

9 精神障害者居宅介護等事業ではケアマネジメントが業務の一つとなっている

10 精神障害者社会適応訓練事業では通院患者へのリハビリテーションがおこなわれる
11 市町村は、精神保健福祉センターを設置しなければならない。(第21回)
12 都道府県は、精神保健福祉センターを設置しなければならない

解答

1:○どの法律も第1条というのは非常に大事ですね。

2:○精神障害者の定義も試験にたまにでてきます。そのまま覚えましょう。

3:×過去問題にもよくでてきます。この法律の第5条はよく記憶しておきましょう。第五条  この法律で「精神障害者」とは、統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいう。知的障害者も精神障害の定義にはいるので間違い

4:○申請先は都道府県知事ですが手続きは市町村ですね。

5:○これも患者の権利として覚えておきましょう

6:○精神障害者地域生活支援センターは社会復帰施設の一つであることも覚えておきましょう。相談及び福祉サーヒス等の利用の援助するところなので正しい

7:○精神障害者生活訓練施設(=援護寮)社会復帰施設の一つで、入院医療の必要はないけれど、家庭で日常生活が困難な人に、必要な訓練、指導を行い社会復帰の促進を行うことを目的とする施設です

8:○これは、精神障害者居宅生活支援事業の一つでグループホームとよばれるものですから正解です

9:×精神障害者居宅介護等事業はホームヘルプサービス事業のことです。ケアマネジメントではないですね。間違い

10:○精神障害者社会適応訓練事業とは、職親制度のことですが、雇用が困難な精神障害者を事業者に委託し、就労の場の提供と社会生活への適応訓練を行う事業のことです

11:×この法律の第6条で「都道府県は、精神保健の向上及び精神障害者の福祉の増進を図るための機関(以下「精神保健福祉センター」という。)を置くものとする。」とある。したがって市町村での設置義務はないので間違い。
12:○そのまま覚えましょう。

 

 



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